禁忌の御子






Act0:序幕








それはローランディア、バーンシュタイン、ランザックの三大国が犇めく巨大な大陸の遥か西に
位置するフェザーランドと対になるように遥か東に存在する、誰も知らぬ未知の大陸に一人の異端児が
生まれた事から始まる。その者の名はカーマイン。血を呼び寄せる者、また異端の者を意味する名。
名付ける事すら禁じられた御子にせめてもの情けで付けられた仮のその名は、悪意に満ちていた。

何故その御子がそれほどまで煙たがられるかといえば、一つは容姿。生まれて間もないというのに
妖しを思わせるほど整いすぎた容貌。そして瞳は世にも稀なヘテロクロミア。未だかつて例のないその姿は
あらゆる者の畏怖の念を煽り。せめて人であったならば、もっとまともな扱いを受けていたかもしれないが、
その御子も、御子を取り巻く者たちも人間とは異なる、いわば亜人種で。顔の造作や、身体の造りは
人間と酷似しているものの、頭の上には人間世界で言うところの猫の耳が、臀部には艶やかな尻尾が
生えており、人と獣を融合したかのような彼らは稀少なため、人間以上に己らの血統を重んじ、排他的に
なる傾向がある。そうであるから、自分たちとは容姿の異なるその御子を疎ましく思い、同時に何か災いを
呼び寄せる危険な者だと遠ざけてしまうのだ。

そしてもう一つ、決定的なのは特異な風貌の御子を危惧し、族の中でも占術に長けた者が占ったところ、
その御子の未来は【世を救う光】と【世を滅ぼす闇】というあまりに極端な二面性を窺わせてしまった事にある。
元々御子に対し、良い感情など抱いていなかった彼らは後者である【世を滅ぼす闇】になるという運命を
辿る事になるだろうと決め付け、即刻そうなる前に御子の首を取ろうとした。

しかし、御子の母親である女性はそれを必死で食い止める。いくら異端の子であろうとも私が腹を痛めて
産んだ命だと。神様が与えて下さった宝を我々の手で勝手に殺めてはならないと。そのあまりに必死な
訴えに僅かばかり心を動かされた族の長は、御子に初めに語られた仮の名を授け、そしてまだ一人で
生きる事すら出来ぬ幼すぎる御子を自分たちの世界から追い出した。海を挟み聳える、自分たちとは異なる
種族たる人間が住まう三国大陸へと――――








Act1:遭遇







「・・・・・何て豪雨だ」

元々、天候が優れないなとは感じてはいたがまさかここまで酷くなるとは思わず。
視界すら利かぬほど叩きつけるかのような雨粒を見遣り、溜息混じりの低い呟きが落ちてしまう。
おまけにその呟きすら豪雨の奏でる騒音に掻き消され、気は滅入る一方だ。もしも今自分が居る場所がどこかの
街中であるのなら、宿を求める事も出来るだろうが、生憎ここは人気の全くない、森の中で。幾重にも伸びる
木々の枝葉のおかげで多少は雨の威力が抑えられているものの、外套一枚で凌げる筈もなく、
手に持ったランタンもそう長く持ちそうにない。それを再確認して再び漏れる深い吐息。

「何で今日に限って遣いが俺なんだ・・・・」

運のなさに愚痴まで漏れる。本来ならば自分は今頃、バーンシュタイン城で書類整理をしている筈だった。
それがインペリアルナイトとして国に仕える自身の職務であり、日課であるから。他にも城外の警備や
諸外国への遣いという仕事もあるが、それらは通常ならば自分の同僚であり、親友たる人物が書類整理を
厭うあまり一手に請け負っているのだが、何故か今回に限って自分がランザックへの遣いを任命された。
その時は不思議に思っていたが、今となってはこうなる事を予測して奴が遣いを辞退したのではないかと
思ってしまう。一歩足を進める毎に肌を打つ、強く重い雨粒に思わず顔を顰める。痛みすら感じるそれは
不快なものでしかなく。きっとこの豪雨を窓越しに見つめながら含み笑いでも浮かべているだろう男の顔を
思い浮かべて更に表情が険しくなるのを自覚する。

「・・・・・・・・・・・ぅ・・・・」
「・・・・・・・・・ん?」

雨足が遠くなるのを待っていてもきっとこの雨は暫く続く。そう思い、ならば下手に獣やら魔物に襲われぬ
うちに少しでも街へと、このランザック全体を覆う迷いの森から通常ならば数時間程度の距離に位置する自身の
私邸があるコムスプリングスへと移動しようとすると、雨音に本当に聞き取れるか否かのか細い、人の声の
ようなものが聴こえ、何気なく足を止める。まさか、この豪雨の中、しかもこんな森の奥深くに自分以外の
人間がいるとは考えにくいが、一度気に留めてしまえば無視する事など出来ず。きょろきょろと、殆ど視界が
利かぬとはいえ辺りを見回してみる。

「・・・・・・うぅ・・・・・・・・」
「・・・・・誰か、いるのか?」

再び、声というよりは何者かの呻きが聴こえ、火が弱まり始めたランタンをその方向へと向ける。
ばしゃりと降りしきる粒を弾いた灯火は、草が生い茂り、空全体を雨雲が包んでいるため新月の夜の時よりも
暗い足元を揺らめきながら照らし出す。とはいえ光の届く範囲は狭く、よく見えない。一つ呼吸を整えて
いつ何かに襲い掛かられてもいいよう、注意を払いながら一歩ずつ前進する。するとガサリと足元の草が
幾分か大きな音を立てた。自分のせいではない。明らかに誰か・・・何かが居る。そうしてゆっくりと身を
屈め、足元を見遣れば薄汚れた外套に包まれた膨らみがあって。何かと思い、そっと手を伸ばし、外套を
捲り上げればそこには、かなりの長時間、雨に打たれていたのか白い息を忙しなく吐き出し、ガチガチと
震え上がる年の頃合は四、五歳の少女とも少年とも取れる顔立ちの子供が倒れていた。

「・・・・・お前、大丈夫か!?」

今にも死にそうな、そんな肌色で泥に塗れ、徐々に呼気が弱々しくなっていく子供を慌てて抱き起こす。
いざ抱き上げてみればその身体はいくら子供といえどもあまりに軽すぎて。それに眉根を寄せ、自分の腕の
中にすっぽりと納まる小さな肢体を眼を凝らして見遣れば、明らかに人の子とは思えぬ特徴が二つ。
それは頭上でへたりと垂れている獣のような耳と、やはり力なくだらりと垂れた腰の辺りから生えている尻尾。
一瞬瞠目するものの、このまま放っておけば明らかに死に逝く小さな命を救わねばと、まだあまり濡れていない
自分の外套の中へと抱き込み、一時的に地面に置いたランタンを手に持って、再びコムスプリングスへと
足を運ぶ。その足取りは先程よりも速くなってしまうのは、それだけこの手にしている命が衰弱して
しまっているから。肌を水の礫が打ちつけ、無限に広がる木々の枝に何度もぶつかりながらも懸命に駆ける。
それから約二時間後、どうにか見慣れた街中へと戻る事が出来た。








Act2:呼応







『何があっても生き延びなさい。カーマイン』

ぎゅうと強い力で抱きしめながら。唯一『外れ者』だった自分に優しかったお母さんが、涙混じりの声で
僕に向かって言った最後の言葉。まだ、生まれて間もなかったから、あまりよくお母さんの顔を覚えて
いないけれど、でもそれでも大好きだったお母さん。僕が一族の皆に殺されそうになった時、必死に
護ってくれたのはお母さんだけだった。だから、ねお母さん。僕は貴女の事を恨んだりしないよ?
皆に責められながら、泣きながら、僕を庇ってくれた事をちゃんと知っているから。例え、一族から永久追放
されても。貴女に二度と会えないとしても。知らない世界で一人で生きていかなければならなくても。
貴女が僕を護ってくれたという事実が、僕を一心に支えてくれるから。

だから、ねぇ。そんなに泣かないで。震えないで。
姿を覆い隠すようにボロボロの布切れを被せられて、怖そうな大人の人に腕を引かれていく僕に向かって
遠く離れたところで必死に何か叫んでいる貴女。そしてそれを押さえつける一族の人たち。
うん、知ってるよ。僕はこれからとても遠いところに連れてかれるんだよね。お母さんに二度と会えないんだよね。
ちゃんと、知ってるから。例え違う世界に行っても、僕は『外れ者』だから受け入れられやしない事。
ひょっとしたら今まで以上に辛い事が待ち受けてるかもしれない事。ニンゲンという人たちに殺されるかも
しれない事。どうせ、死ぬ筈だったんだから、別にそんなに悲しまなくっていいんだよ、お母さん。
そう、言ってあげられればよかったけど、立ち止まろうとすると強い力で腕を引っ張られてしまうから。
ごめんね。僕は本当に非力だから貴女に何も出来ないの。謝る事しか出来ない僕をどうか許して・・・・。




「・・・・・い・・・・・・・・」

ぐわん、ぐわんと耳鳴りがする。瞳には涙が溜まって。どうやら、今までのは僕が元いた世界から追放された時の
記憶みたい。あの後、小船に乗せられて、そのままウミというものを渡って、それからどうしたんだろう・・・・?
どこか、とても熱い大地に辿り着いた気がする。それから少しでも自分に馴染みのある自然を求めて
歩き歩いて・・・・でも飲まず食わずで、疲れて、大雨が降ってきて・・・・それからは思い出せない。僕は一体
どうしたんだろう。ああ、でもそういえば何かとても暖かいものに包まれていたような気がする。何だっけ。
そうだ、最後に強く抱きしめてくれたお母さんの腕に似ていた気がする・・・・・。

「・・・・・・・・・い・・・・・おい・・・・・・・・」

耳鳴りに加えて、今度は誰かが呼ぶような声が聞こえる。お母さんじゃない。誰だろう。誰か、大人・・・?
僕はまた酷い目に遭わされるのかな。殴られたり、侮蔑の言葉を投げつけられたり・・・。
『外れ者』なら当たり前の事だって分かっているけど、怖い。

「・・・・・おい、大丈夫か」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」

ぎゅうと目をきつく瞑っていると、僕を呼んでるらしい声が不意に穏やかなものになる。それに『外れ者』の僕に
向かって『大丈夫』と言ってくれた。何だか、今まで自分の周りにいた大人の人たちと違う感じがして、一体
どんな人が呼んでくれてるのか気になって、ゆっくりと瞼を持ち上げてみれば、視界いっぱいに広がる日光。
それからその光を受けて・・・逆光で顔がよく見えないけれど、多分背の高い男の人が映る。
ふわりと両頬を大きな手で包み込まれて、びっくりしてしまう。

「・・・・・・・ひ、ぁ?」
「・・・・・ああ、驚かせたか?ちゃんと前は見えてるか?」

ひらひら、片方の手を目の前で振られて、こくこくと頷き返すと、少し男の人が屈んだのか顔が見えるようになった。
その顔はいつも僕を冷たい目で見る大人の人と違って、どこか優しい感じがする。真っ白で目が赤くて、ウサギさん
みたいだなと思ったけど、耳が僕のと形が違ってまた、びっくりしてしまう。この人は多分ニンゲンだ。

「・・・・・・・お兄さん、ニンゲン・・・・なの?」

一応、首を竦めながら問えば目の前の男の人は小さく瞬きして「ああ」と短く返事をしてくれる。どうなのだろう。
この人は親切な人なのかな。それとも親切な人を装って僕を売ったりしようとしてるのかな。ニンゲンから見れば
僕たちの種族はとても珍しい筈。それにニンゲンはとても怖い人ばかりだとお母さんが言っていたけど・・・・。

「・・・・・・お兄、さんは・・・僕を助けてくれたの?」

恐る恐る聞いてみれば、男の人はふぅと小さく溜息を漏らして。何か、怒ってるのかなと思って眉根を寄せると
くしゃくしゃ頭を撫でられて、初めてそんな事をされたからビクリと自然に身体が震えてしまう。

「・・・・・そう怯えるな。別に取って喰ったりしないぞ、俺は」
「・・・・・・・・・・・・うん?」
「それと倒れているお前を家へ連れてきたのは俺だ。応急処置もな。とはいえ医者ではないから完全ではない」

淡々と説明していってくれる男の人は、スッと僕が寝ているふかふかの台座・・・これってベッドって言うんだっけ?
とにかくそれの近くにある小さなテーブルの上から水差しとグラスを取ると、水を僕に向けて差し出した。
これって、僕にくれるって事・・・・・だよね。

「・・・・・・・あり、がとう・・・・・・」

そう言ってグラスを受け取ると、少しだけ身体を起こして中の水を飲む。咽喉が渇いていたのかその水が
とても美味しく感じられてゴクゴク飲み干すとグラスを取り上げられてまた、新しい水を入れたそれを渡される。

「・・・・・それを飲んだらもう少し休め」
「・・・・う、うん。ありがと・・・・・お兄さん」
「礼はさっき聞いた。ああ、それとそのお兄さんというのは何だか擽ったいからやめてくれ」

ペチと痛くないくらい軽くおでこを突付かれる。それから空になったグラスをまた受け取って、今度は水差しと
一緒に元あった場所へと戻してしまう。それより、お兄さんという呼び方をやめろと言われても肝心の
この人の名前を知らない。どうしようかと首を傾げていると「ああ、そうか」と言ってお兄さん・・・じゃなくて
男の人はまた口を開く。

「俺はアーネスト=ライエルと言う。アーネストでいい。お前は?」
「・・・・・・・え、僕・・・・・・・・・・?」
「・・・・・?見たところ人間ではないようだが・・・・名前くらいあるだろう?」

ツンと今度は耳を突付かれて。そこはとても敏感なところなので怯えるなと言われたばかりなのに身体が
大きく跳ね上がってしまう。怒られるかと思って縮こまっていれば男の人・・・えーっと、アーネストは
少し大きく目を見開いていてどうかしたのかと思って、少しだけ勇気を出してアーネストの服の裾を
引っ張るとまた頭を撫でられた。

「すまんな。そういえば猫は耳が弱いんだったな」
「・・・・・・・猫?」
「・・・・・猫じゃないのか?」

それと耳を指差して言われて。ちょっと違うんだけど、ニンゲンの人たちは僕らの事を良く知らないから
仕方ないのかもしれない。詳しく説明した方がいいのかと思うけど、お母さんが確か不用意に自分たちの事を
喋ってはいけないって言ってた気がするからやっぱりそれは黙っておこうと思う。それに確かにニンゲンの
人たちが知ってる中では多分僕らは猫に一番近いんだろうし。だから、少し迷ったけど、一度こくんと首を振る。

「・・・猫の耳が生えた人間だと思えばいいのか?」
「うーん、と・・・・・多分」
「そうか。ああ、そういえば話が逸れたな。・・・・・で、お前の名前は何と言う?」

ひたりと真っ赤な目で見つめられて何だか落ち着かないけれど、でもこの人は嘘をつくような人には見えないから
名前くらいは教えてしまっても大丈夫かなと考え、本当ならあんまり口にしたくはないけれど、名前がないと
多分不便だろうから小さな声で言う。

「・・・・・・カーマイン」
「・・・・カーマイン?」
「・・・・・・・・・そ、う」

ニンゲンの人たちの間ではどんな意味があるのか分からないけれど。でもここでも血を呼ぶ者、なんて意味を
為す名前だったらどうしよう。今は優しいけど、名前を知った途端、一族の皆みたいに冷たくなるかもしれない。
そう思って、ドキドキしながらアーネストがどんな反応をするか横目で探るけど、特に変わった様子もなく。

「ほう。黒檀のような漆黒の髪に、雪のように白い肌色、それに名前が『真紅』とは白雪姫のような奴だな」
「し・・・シンク・・・・?シラユキヒメ・・・・・・?」
「ああ、真紅は鮮やかな紅の色、白雪姫は・・・・まあ御伽噺の姫君の名だ」

あまり気にしなくていいと、また頭をくしゃりと撫でられてそれからゆっくりとおでこに力を加えられる。
これは多分寝ろって事だと思うけど・・・・助けてもらった上にメイワクをかけるような事していいのかな、と
アーネストを見上げればやっぱり「気にするな」と言われて。

「子供は何も気にせず、自由にしていればいい」
「・・・・・でも、アーネストはニンゲンじゃない僕がえっと・・・ブキミだったりしないの?」
「・・・・・・・・・別に。ただ耳の形が違ってお前には尻尾が生えている。それだけの違いだろう」

差して興味のない質問だったのか、アーネストは特に気にした様子もなく。

「どうせ、行く宛もないのだろう。せめて体調が戻るまではここにいればいい」
「・・・・・・・・・あ、あの」
「心配せずとも。体調が回復すればちゃんと親の元へ連れて帰ってやる」
「・・・・・・・・・・・・・・あっ」

そう言われて、泣いて自分を呼ぶお母さんの姿を思い出した。僕は、もう二度と元いたところに帰る事は
出来ないのだけれど。でもそんな事は知らない、それに得体も知れない、しかもニンゲンでもない僕を
助けてくれたアーネストにこれ以上メイワクをかけたくなかったから黙っておくことにする。元気になったら
ここ・・・アーネストのお家かな。とにかくここを出て行こう。でもそれまでは、この優しい人の傍にいたい。
だってお母さん以外に僕に優しくしてくれた人なんて誰一人いなかったから。嬉しくてポトリと一粒涙を零すと、
何故かアーネストは急に慌てて。

「な、何だどうした!?ど、どこか痛いのか?それとも俺が何か酷い事を言ったか!?」
「・・・・・・・・え、えと違うの。嬉しかったから泣いた・・・だけ」

泣かれるのが苦手なのか、本当に困ったような顔をするアーネストがおかしくて声に出して笑うと「笑うな」と
ほっぺを抓られて。

「いひゃい〜」
「人を笑ったりするからだ。まあ、それだけ元気があるならすぐに良くなるだろう」

その言葉にピクリと一瞬肩が震えたけど、それはアーネストは気づかなかったみたい。おかしいな。
メイワクかけたくないって思った筈なのに、あまり早く元気になりたくないなんて思うなんて・・・。

「・・・・・・・どうかしたのか?」
「・・・・・・・ん、んーん。おやすみ、なさい」
「ああ、お休み」

優しく、微かに微笑みながら言われた言葉に、またお母さんを思い出して少し寂しくなったけれど。
身体は疲れてるみたいだから僕はゆっくりと目を閉じた。目が覚めた時、自分の傍らで眠ってくれているアーネストの姿に
とっても幸せな気持ちになるまでずっと・・・・・・。







fin・・・?




一応カーマインが拾われるまでという事で書きましたが・・・やっぱり僕だと
イマイチな感じが・・・・。ちなみに当時筆頭二十歳、カーマイン五歳であります(犯罪や)
ただ、カーマインの成長スピードは実際の猫と一緒なので一年半もすれば十八歳に
なってしまいますのでご安心を(何に!?)成長するに当たって性格とか口調が変わって
行く筈ですので。ええ、それにしても初っ端がシリアスめいているんですが今後は多分ほのぼのか
やたら甘い話ばかりになりそうなので洗面器の用意はお忘れなく〜。


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