偶にはそんな二人 ねえ、キミ! キミだよそこのキミ。 陰気な黒い服着た闇の魔導師、シェゾ=ウィグィィさん! え、何聞こえないって?聞こえてるじゃん、嘘つき。 無視はよくないと思いますー。ボクの気分がよくないですー。 それとも何?もしかして闇の魔導師じゃなくてイヤミの魔導師さんだったデスか? だったらごめんね!間違えちゃった!いっけなーい☆ ・・・・ちょっと、無言でフレイムとか止めてよー。リバイア唱えてなかったら危なかったよ! 何だって、お前が悪い?だったら無視なんかしなきゃいいんだよ。 人間素直が一番なんだから!まあ、シェゾは逆立ちしたって素直になんかなれるわけないんだけど! あ、嘘、嘘。待ってったら。ちょっとはお話しようよー。 時間の無駄?暇人のクセにー。時間なんて腐るほどあるでしょ?! その腐るほどある時間をすこーしくらいボクに分けてくれたって罰は当たらないって。 むう、煩いって女の子に言うなんてデリカシーないよキミ。今に始まった事じゃないけど。 今に始まった事じゃないといえば、今日はいつものアレやらないね。 いつものアレって何だ?またまたー恍けちゃって「おまえが欲しい!」って奴。 今日は気乗りしない?どうしたの珍しい。あ、別に言って欲しいわけじゃないからね! ただ言われないと何て言うか変な感じがするって言うか・・・。 て、照れてない!!ぜんっぜん違うんだから〜!!! 声が裏返ってる?普段は人の話ちっとも聞かないくせにそういうとこだけちゃんと聞いてるのって変! ヘンタイ!ほんっとーにヘンタイ!キングオブヘンタイ!! え、ヘンタイじゃない?じゃあ何さ。 そんなに言うならヘンタイじゃない証拠見せて。 出来なかったら問答無用でボクに付き合ってもらいますー。 くれぐれもボク”に”だから!ボク”と”じゃないから! あれ?出来ないんだ。じゃあ付き合ってもらうからね。 まずはカレーの材料買うでしょー。 新しいカーテンも欲しいしー。魔導書も買わないとね。 それから、それからぁー。え、まだ続くのか?そりゃあ続くよ。 シェゾを連れて行ける事なんて滅多にないし! 絶対行かねえ?だーめですー。キミに拒否権はありませーん。 もし断るって言うならウィッチの怪しい薬を飲んで頂きます。 はい、商談成立ー。 え、そういうのは商談じゃなくて恐喝だって? まあ、そうかもね。でもなんだっていいじゃんか、別に。 ボクはキミを付き合わせたいだけなんだから♪それにこんなに可愛い女の子連れて歩けるなんて 幸せでしょ?うんって言え、うんって。ジュゲム喰らいたい? 綺麗なストレートヘアがこんがりアフロになったって知らないんだから。 そうそう。そういう素直な姿勢って凄い大切だと思う。 じゃあ、行こうか。お礼に美味しいカレー食べさせてあげるから。 ね?シェーゾ。 fin 一応シェアルの明るい感じにしてみました・・・がアルル視点なので シェゾが一切喋ってないという(爆)そこはそう、想像です! 想像という無限の可能性に期待です(腹を斬れ) 単にシェゾに構って欲しかったアルルさん。 ≪BACK TOP NEXT≫ |